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2016/03/19

琉球切手

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沖縄が日本の施政権下に復帰する前の、「琉球郵便」の切手。額面は円ではなく「3セント」です。

今回の記事を書くためにいろいろ検索して調べて、琉球切手がかつて投機の対象になったということを知りました。

このことについては、「琉球切手 投機」で検索すると、たくさん記事が出てきます。経緯をおおまかにいうと…戦後何度か切手収集ブームがあって投機的な値上がりが起き、それに対して郵政省は、記念切手の発行枚数を大幅に増やして、投機を防ごうとしました。そこで投機業者は、日本の記念切手ではなく琉球切手に目をつけ、1972年の沖縄復帰直前に「琉球切手はもう使えなくなるので希少価値が出る」といって、百貨店や「切手評論家」と組んで値上がりを煽りました。しかし、何百万枚も発行された切手に希少価値が出るはずもなく、1年ほどの間に相場は崩壊して、倒産する業者が相次いだ、ということらしいです。

私はこのことは今までまったく知りませんでしたが、そういえば当時、切手収集の話題にはつねに「値段」がついてきていました。切手収集の解説書をひとつ持っていましたが、そこにも「値段の高い切手」の話が書いてあったように思います。

そう言われてみれば、手元には先日来写真を載せた単品の切手のほかに、1972年ごろにシートで買った記念切手があります。発売日に郵便局に並んだり、母が並んだりした記憶もあります。当時の切手シートの値段と自分の小遣いを考えると、これらは自分のお小遣いで買ったものではないと思います。両親も、値上がりを期待して買っていたのかもしれません。

その後、テレホンカードが高騰して話題になったり、最近では東京駅開業100周年記念スイカの騒動がありました。スイカは希望者全員が買えるように増刷されたので、投機は失敗に終わりましたが、そのときに、ある電鉄会社のグッズに関する記事が出ていました。それによると、その会社はあるときから、グッズは希望者全員に行き渡るほど大量に売り出すことにしたそうで、それは「希少価値に高値がついて取引されたところで、自分たちの電鉄会社はちっとも儲からない、ということに気づいたから」だそうです。でも、郵政省は記念切手について、同じことをずっと昔にしていたわけですね。

なお、1972年ごろの切手シート(「札幌オリンピック」「鉄道100年」など)は、いまネットオークションを調べてみると、額面よりわずかに高く取引されている例もあるようです。しかし、44年間の利回りとしてはわずかなものですね^_^; 最近は切手を貼って郵便を出す機会も少ないし、幸い切手には「場所をとらない」という長所があるので、このまま思い出としてとっておくことにします。

ところで、小学校高学年くらいのとき、切手の展示会というのが近所であって、そこで「切手評論家」のサインをもらった気がするのですが、あれは誰だったんだろう^_^; どういういきさつだったか忘れましたが、一緒に行った友達が展示会のパンフレットを持っていなくて、入場整理券にサインしてくださいといったら「規定のパンフレットにしかサインしない」と断られて、なんかケチだなあと思った記憶があります。

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