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2015/01/12

演奏会に出演しました

今日は、東広島交響楽団第18回演奏会に出演しました。ストラヴィンスキー「プルチネルラ」では、ソロコントラバスを担当しました。演奏後に、指揮者に指名されて立たせてもらって、ちょっと涙ぐんでしまいました。

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さかのぼって30年以上も前、大学1年の夏のこと。交響楽団の部室に行ったら、先輩方が、その年の冬の演奏会でとりあげる曲を決める会議をしていました。 例年、弦楽器の初心者(=大学に入って楽器を始めた1年生、つまり私みたいな人のこと)は、その冬の演奏会の序曲でデビューすることになっていました。そ の会議では、初心者がデビューするという前提で、序曲に何を演奏するかを相談していました。

その時、金管楽器の人が、たまりかねたように「初心者初心者って、ついこの間楽器を始めたやつらの事情を、どうしてそこまで考えなければいけないんだ?金 管の1年生は、吹けないわけではないのに、(席があかないので)演奏会に出られなくても我慢してもらっているのに」と言いました。弦楽器の人がなだめるよ うに「それだけうちの弦は下手だということだよ。それに、管楽器奏者には、1パートをひとりでs担当するという誇りがあるじゃないか」と言っていました。

そのときのことは、ずっと心につっかえていました。自分は弦楽器奏者だったから、1パートをひとりで担当していないから、演奏会に出してもらえたのだと。

その後、何年も管弦楽の経験を積み、いつしか「初心者」ではなくなりました。管弦楽での弦楽器、あるいはコントラバスの面白みもわかってきました。それで も、管弦楽の演奏後に、ソロを吹いた管楽器奏者が立たせてもらって拍手をもらっているのを見ると、大学1年のときのそのことを思いだします。指揮者によっ ては、弦楽器もパートごとに立たせてもらえることもあります。それは嬉しいのですが、でも、「オレは、管楽器のアイツの8分の1の価値しかないのか?」と つい思ってしまいます。

もちろん、そういうことではないことは、理屈では理解しています。でも、「気がすまない」のは、理屈ではどうしようもありません。学者がそんなことを言ってはいけないんですけど。

今回、30年越しの夢をようやく実現しました。ソロを弾きたいという私の希望を聞いてくださったコンマスの工藤さん、演奏後最初に私を立たせてくださった指揮者の松尾さん、コントラバスのオーケストラパートを正確に弾いて支えてくださった樗木さん、そして東広島交響楽団の皆様に、深く感謝いたします。

今夜はゆっくり寝ます。こんなに緊張する出番は、しばらくはもういいですcoldsweats01

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20150112ensoukai01

久しぶりに「弾いているふり」写真。結婚式の写真の「前撮り」と同じで、演奏会終了後は時間がないので、リハーサルの休憩中に撮ってもらいました。相変わらず、あまりかっこいい姿勢ではないな…

20150112ensoukai02

出演者名簿にも<Solo>と書いてもらえました。

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「プルチネルラ」の最終ページに来るとこうなるようにしておきました^^;

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