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2013/03/25

弓毛の洗浄

大学の交響楽団のときの友人に、弦楽器の弓の毛はシャンプーで洗浄できる、ということを聞いて、半信半疑だったのですが、まあだめだったら毛を替えればいいや、と思ってやってみました。

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コントラバスのフレンチボウは、ピチカートの時に不注意に弓を持つと、指が毛に触れて、手垢と松脂が絡まって落ちなくなってしまいます。こうなると、その上に松脂をつけてもつかなくなり、弓が滑ってしまいます。コントラバスのフレンチボウは弦楽器の弓でもっとも短いので、根元まできっちり使えないと弓の長さが足りなくなってしまいます。

いろいろ調べてみると、最近の洗髪用のシャンプーは保湿成分が入っているものが多く、それは使えないが、台所用の中性洗剤で代用できるということでした。家にあるシャンプーもリンス入りのやつだったので、台所の洗剤を使うことにしました。

洗面台にお湯を張って洗剤を入れ、弓の根元を外して湯につけて洗ってみたのですが、なかなか落ちません。かなり洗剤を濃くして、毛を一本一本指で擦って黒い垢を落とすので、かなり根気が要りますし、手が荒れます。また、弓の木や弓先にも洗剤がかかってしまうので、この弓はカーボン製の安いやつだからいいですが、よい木で作られた高い弓ではやめたほうがいいと思いました。

20130325yumige02

洗浄後、キッチンペーパーの上で水気をとっています。このあと、毛を少し張って、指で梳きながら自然乾燥させました。これもかなり根気が要ります。

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乾燥後のようす。新品同様とはいきませんが、手垢のついた状態よりは松脂はつきやすくなり、滑らなくなりました。

結論としては、一応洗浄はできますが、お決まりの「自己責任でどうぞ」としかいえません。最初に書いたように「だめなら毛を替えればいいや」と思える時だけにしておいたほうがよいと思います。

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